イタリアで最高ランクに認定!フランチャコルタの魅力を紹介します
フランチャコルタはイタリアで最高ランクに認定されている、最高級のスパークリングワインです。
フランチャコルタとは北イタリアのロンバルディア州にある地名のことで、現地ではシャンパーニュと同じ製法でワインが造られています。
その品質の高さは世界が認めたほどで、イタリアの奇跡ともいわれていたりします。
ちなみにそのイタリアでは原産地名称保護の指定が行われていますから、他の地方で勝手に名乗ることはできないです。
フランチャコルタに使用される品種はピノ・ビアンコやシャルドネ、ピノ・ネロが中心です。
今やシャンパーニュに並ぶ最高級スパークリングワインの1つで、人気ワインの仲間入りを果たしています。
フランチャコルタの特徴は充実の果実感で、飲む喜びが味わえる仕上がりにあるといえます。
実のところフランチャコルタの輸出量はそれほど多くなく、殆どはイタリア国内で消費されています。
セレブの間では既に広まり始めていますが、それでも他の最高級ワインと比べれば知名度はかなり低いです。
理由の1つは生産量が極端に少ないことで、シャンパーニュと比べると僅か数%に留まります。
その為、今後人気に火がついても生産量が追いつかず、流通量の減少に拍車が掛かったり、希少性から価格が上がる可能性があります。
しかし日本は限られる生産量のフランチャコルタが輸出されている国で、輸出量のトップといわれています。
つまり、日本人はいち早くフランチャコルタの魅力に気がついており、その魅力を味わえるチャンスがあることを意味します。
果実感が豊潤と表現されますが、同時に繊細な味わいを持ち合わせているので和食にも良く合うワインです。
フランチャコルタの製法はシャンパーニュに準じますが、後発ということもあり非常に手間隙を掛けることで差別化を図っています。
シャンパーニュは熟成期間に15ヶ月を要しますが、フランチャコルタは最低でも18ヶ月掛けて熟成させます。
しかもフランチャコルタ・サテンやロゼは24ヶ月、フランチャコルタ・ミレジマートは30ヶ月、フランチャコルタ・リゼルヴァに至っては60ヶ月も要します。
これらの熟成期間は法定で定められているので、期間を勝手に短縮して出荷することはできませんし、厳しくすることでブランドが守られているわけです。
熟成期間が30ヶ月のフランチャコルタ・ミレジマートは、作柄の良い年に収穫されたブドウだけが使用され、個性が楽しめるワインとなっています。
最高級のフランチャコルタ・リゼルヴァは希少性が高く価格も高めですが、フランチャコルタのポテンシャルを引き出した最高の味が楽しめます。
手間暇を惜しまず、拘りに拘り抜いて造られているスパークリングワインですから、イタリアで最高ランクに認定されているのも納得です。